標的5
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そしてとうとう体育祭となってしまった
「やだなー…出たくねェ。しかもやんないといけないこと増えた」
今の流霞の服装は正に応援団の恰好そのものである
だが、決して応援する為のものではない
周りを盛り上げるためのもの
手袋を装着し、長いはちまきを結ぶ
第二ボタンまで開け、学ランを羽織る
「さてと、行きますか」
静かになった教室を出て、運動場へと向かう
100Mの方はお並び下さい
その放送が流れ、流霞はゆっくり向かう
「この恰好は流石に走り辛いんだけどな。」
体操服ではなくYシャツに学ラン
走り辛いことこの上ない
「その恰好で走んのか?」
「あ、うん。走り辛いけど、クラスの要望だしさ。俺はこれしか出ないから我慢する」
長いはちまきを外し、肩に下げる
位置についてという言葉に反応し、歩みを進めた
よーい…どん
その言葉とともに、流霞は走り出した
一位にいる奴を見つけ、加速する
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