標的4
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流霞は立ち上がり、少し憂鬱な気持ちで食事を作り始める
(何でかわかんない)
雲雀がハンバーグが好きと書いてあったのを思い出し、作ったのだ
雲雀は出来上がり始めた時、リビングに腰をおろした
流霞は料理を運び、雲雀を見た
「あ、それ」
「流霞のかい?」
それに頷いた
「忘れちゃ駄目だよ?」
ポンッと手の上に置かれた
「あ、有難う」
「別に良いよ」
ズキッと胸が痛んだ流霞
「…ゃっ…だっ」
その痛みに、悲鳴に近い小さな声
「ぃゃっ……もう嫌」
ダッとそのままの格好で流霞は雲雀の家を出て走り出した
雲雀は私服だった為流霞に着せる服を持ち、家を出た
流霞の足は止まらない
だが、腕を引っ張られ止まる
「こんな時間に何やってんのかなー??」
「離して!!」
「可愛いー」
「ほっといてよ…もう誰も信じないって決めたのに、何で信じちゃったんだろ。こんな気持ち嫌だよ…嫌――ッ!!」
耳を塞ぎ、叫んだ
「なら、一瞬だけでも快楽に落ちちゃえよ」
流霞を地面に倒し、服に手を添えた
「それも…いや。私は…俺は…幸せも快楽も感じちゃいけないんだからッ!!!」
意志を持った瞳
ブレスレットからは流霞が連想したモノが出てきた
それをそいつ等に振り下ろした
それとは、鞘におさまっている剣
頭を抱え、うずくまる
サラシを巻いているままの為、大きな動きも問題無い
「テメェ、何しやがんだ」
「お前等を屍にする」
武器を無くし、ゆっくりと見据えた
そして、一瞬で倒したのだ
月を見上げ、瞼をそっとおろした
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