標的3
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
流霞は夜中目を覚ました
ベッドから音もなく出て、扉の前にたった
扉を開け、敵を倒す
「俺に用か?」
「ちくしょう」
「隣町の奴か…あの三年の奴の差し金か」
欠伸を我慢し、髪を掻きあげる
月が流霞を照らし、妖艶に見せる
「面倒…だな。雲雀さん起きたらもっと面倒。厄介なことばっかりだな」
短い溜息を吐き出した
下で延びている奴等を横目で捉え、胸倉を掴んだ
「帰れ」
低い声でそう言えば尻尾を巻いて帰って行く
(どうにかしないと意味がないな)
病室の鍵を閉め、ベッドに寝転がる
静かに涙を零す
(何泣いてんだ…わかんね)
まるでそれは自嘲するようだ
僅かに空に光る星を眺めた
明るくなり始め、流霞はベッドを出た
雲雀の髪を撫でて踵を返した
.