標的3
夢小説設定
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それに後ずさることも出来ない
「…気が変わった。弱い奴倒しても楽しくねェー。次こんなことしたら…な?」
そう言って颯爽と去っていった
拳銃の音がけたたましく響いた
「ふっ…」
小さな笑いが自然と零れた
何処かに向かうことなく、適当に歩く
目の前から少しフラついた人が近付いてきた
覚束無い足取り
近付くにつれ、それが誰か分かる
(雲雀さん…か)
腹部を抑え、顔を歪めている
「ちょっ!血?」
ドサッと倒れた雲雀に駆け寄る姿は本当に心配が現れている
「誰にやられた?」
「…関係無いでしょ」
「良いから言え」
「流霞がキスしてくれt」
言葉を遮るように唇を重ねた
「言え、誰だ」
「隣町の人が潜入してきたから咬み殺そうとしたらこんなことにね…トンファー役に立たなくなったから仕方ないね」
「…わかった。俺が殺る」
その瞳には誰が見ても、殺気が宿っていることがわかる
それぐらい腹を立てているのだ
「流霞は女の子なんだよ?何言ってるの?」
「そんな傷負わされた雲雀さん見てはい、そうですか。って黙ってられるほど穏やかな人間でも無いし、優しい人間でも無い。俺は俺流で突き進む…どんなに外れた道でも」
そう言って真っ直ぐ雲雀を見る
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