標的2
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雲雀は先程とは違って直ぐには離れなかった
「流霞返事は?」
少し嫌々ながら頷いた流霞
「笑顔振り撒いて周りを煽りすぎないように気をつけなよ?」
「…わかってるよ」
強気な声に僅かに現れる殺気
(瞳はもっと鋭くなってるんだろうね)
シュルと包帯を外した
それから口元の殴られた部分を消毒してやり、雲雀は離れた
「いつ気付いた。俺の性別に」
「つい最近だよ。」
「そう…か」
口惜しげに下唇を噛み、伏せられた瞼
「今日はもう帰る。じゃーな」
「流霞、これあげるよ」
そう言って投げられたのは猫の餌
一瞬驚愕に染まった顔だったが、笑みを浮かべた
「有難う」
それだけ言って帰って行った
雲雀はその背中を見て微笑んでいた
流霞は流霞でかなりご機嫌だ
スキップをしそうな勢いで家へと帰っていった
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