標的2
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探るように雲雀を見た
「まぁ、良いや。俺帰る…」
そう言って踵を返し、扉に触れたが振り返った
「お大事に」
笑顔でそう言って病室を後にした
雲雀はその笑顔を見て顔を紅潮させていたなんて流霞は知らない
流霞は帰路に着いていた
雲雀が入院している間、ずっとこの生活を送っていた
雲雀が退院した後、流霞は長い期間眠っていた
学校には来ていても、授業を受けていない
相当な疲れが溜まっているのだろう
校内放送が流れた
『碓氷流霞は今すぐ風紀委員室に。来なかったら咬み殺す』
「流霞、起きろ!!授業は良いから早く行ってくれッ」
先生は泣きながら流霞を必死に起こす
「…ん?」
寝ぼけ眼で顔を上げ、視点をさまよわせる
(可愛い///)
クラス全員がそう思っただろう
「雲雀さんが呼んでるから行った方が良いよ」
「…わかっ、た。行って、くる」
椅子から立ち上がり、ニパッと笑みを零した
(む、無駄に可愛い///)
またしてもクラスの考えが一致した
「起こしてくれて有難う」
そう言って教室を後にした
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