標的1
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だが、そんなの雲雀が許すはずもない
「待ちなよ」
「嫌だ。俺は入んない」
「へー。良い度胸してるね」
「良く言われます」
その言葉が言い終わった瞬間
追いかけっこが始まった
「しぶといな…」
「君もね」
「終わりにしよう」
ニコッと微笑み、一瞬で雲雀の首を叩き気絶させた
傾く体を支え、歩き出した
風紀委員室へ運び、ソファーに寝かせた
「あれから一睡もしないで俺を追い掛けるなよ…少しは体を休めろよな」
髪を撫で、置いてあった学ランを雲雀にかけ部屋を出た
「サボろ…」
そう呟き、体育館に向かっていく
体育館の扉を開けると、バスケットボールが一つ転がっている
それを掴み、ドリブルする
そして走り出し、高くジャンプした
ダンクを決めた
だが、その表情は楽しそうには見えない
壁に寄りかかり瞼を伏せた
流霞からは哀愁が漂っている
小さく口を動かした
声は出ていなく何と言ったからわからない
そして涙を流した
数時間後、何も無かったかのように立ち上がり消えた
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