標的11
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自分を守ってくれた獄寺の髪をそっと撫でてやる
「有難う」
その腕からスルリと逃げ出し、起き上がった
「此処何処だ?」
周りを見渡すが木ばかり
「ん…いっつ…。い…生きてる」
皆がゆっくり体を起こし、口々に言葉を発する
ディーノが謝る姿に笑みが零れたのは秘密だ
ちょんちょんとディーノの服を引っ張る
「入院中冷たくしてごめんな?」
「俺も悪かった」
ディーノも謝ってきたので、流霞は破顔した
「///」
そんな表情が久しぶり過ぎて、しかも不意打ちで顔を真っ赤に染め上げた
「見ろ、洞窟だ」
皆に希望の光が射したように見えた
「へーこん中なら寒さはしのげるかもしれねーな」
「うかつに近づくなよ。獰猛な生き物の巣ってこともありえる」
「ひいっ!」
ツナの悲鳴が僅かに響く
「オレが中の様子を見てくる」
「!まて!おまえにはまかせられん。オレが行く!」
「ん?ま…いっか」
その時の獄寺はかなり必死そうだった
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