標的1
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その気配が誰か直ぐにわかった
「雲雀さんが何故此処に?」
「風紀の取り締まりだよ」
「じゃ、丁度良い。此奴等の後始末宜しく」
服についた埃を払いながら…
「行くとこあるからこれで」
そう言って進んでいく
「殺気向けないで欲しいんだけど」
「君、妖しいんだよね。いきなり現れて、しかも屋上に」
「説明の仕様が無いな(笑)」
「してもらうよ。何がなんでもね」
「群れるのが嫌いな君が俺に興味持ってくれるなんて嬉しいね…」
笑顔で言い、暗い空を見た
足に力を入れ、高く跳躍した
「俺を日が昇るまでに捕まえるじゃ難しいな…触れることが出来たら、君の言うことを一つ聞くよ」
「わかった。その発言後悔しないことだね」
「上等(笑)」
笑みを零し、走り出した
それを追い掛ける雲雀
(どのぐらい保つかな?)
横目でチラリと雲雀を捉えながら
「せいぜい頑張れよー」
それを言い終えたのと同時に速度を上げ、雲雀との距離をあげた
雲雀から見えない場所に来るのと同時に気配を断ち切り、様子を窺う
(ふー。こんな時間に制服で歩いてちゃマズいと思うんだけどな…不良の頂点だとしても、族なんかに絡まれたら終わりだな…)
心配しながら雲雀を見ている
雲雀に追われている身でありながら、雲雀の後を追っている
(俺が居た世界とは違っても、そっちには行かない方が良いんだけど…)
流霞のカンが警鐘を鳴らしている
奥に行く雲雀…
靴の音が聞こえなくなっていく
バキッ
直ぐに聞こえた殴る音
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