第陸話
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周りに視線を滑らせ、服を着込む
「壬晴、ちゃんと寝な」
髪を撫で、枕を見つけ出す
それを宵風の頭の下に置く
「朝まで時間あるからちゃんと寝な、行ってくる」
そう言い終わるのが早いか、消えるのが早いか
零は部屋から姿を消した
雨が降っているが、零にかかる心配は全く無い
「ここらへんか...」
音もなく着地し、目的の人物を探す
「さよなら」
それを一瞬で塵に変えた
まるで何もなかったかのようにだ…
髪を荒々しく掻き上げ、その場から消えた
零はその日を境に戻らなくなった…
溜まっていた仕事をする為に
そのせいで、宵風と壬晴に迫る危機に気付く事が出来なかったのだ
傘という新たな勢力によって命を狙われていることに
そして自分の用事で余裕が無かったことに
二人は安全だとばかり思っていた
その思い込みが仇となったのだ
三人は無事に再会出来るのか
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