第陸話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
グラスをコトンと置き、息を吐き出した
「お前、何して!?」
「何が」
隣に座り酒を注ぐようグラスを置く
「俄雨、俺の分のケーキ宵風にあげて」
そう言い終わった瞬間、酒を飲み干した
「最近寝れないからな、睡眠薬代わり。おやすみ」
立ち上がり、壬晴と宵風を撫で部屋の隅に行く
角に寄りかかり、ゆっくりと瞼を下ろす
(寝れそうだな)
意識が沈み、皆の話し声も遠くなった
腕を組み頭を壁に寄りかからせ眠りについた零
目を覚ましたのはその日の夜
かすかに宵風と雪見の話し声が聞こえたからだ
話が終わるのをゆっくりと瞼を綴じながら待つ
掛かっていた毛布を退かし、横になっている宵風に近付く
手を少し翳し、周りの空気だけ暖かくした
「気休めにしかならないけど、ゆっくり休みな?」
頭を撫で、立ち上がる
酔いは完全に醒め、頭も覚醒していた
.