第陸話
夢小説設定
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零はふわりと笑った
「雷光が目覚ましたら連れてきなよ?壬晴と宵風は俺が責任持つから」
バイバイと手を振る零
「二人ともおいで」
二人が近くに来たのを確認し、指をならした
ぶわっと風が吹き、三人は忽然と居なくなってしまったのだ
「着いたから目、開けて良いよ」
「零、有難う」
「いえいえ。病室行こうか」
「一人で行く…」
スタスタと行ってしまった宵風の背中を黙ってみていた
「中入って座っていよう」
壬晴の手を握り、中に入って行く
壬晴はほぼ引きずられるような形だ
「ほら座って」
「うん」
零は壬晴の隣に座り、よしよしと頭を撫でていた
「何?」
「また一人で抱え込んでるなぁーと思ってさ」
一瞬目を見開いた壬晴だが、また無表情になってしまう
「話せるときに話せば良い。無理に聞いても駄目だからな」
ポンポンと頭を叩き、手を離した
「有難う」
壬晴は下を向きながらお礼を言ったのだ
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