第陸話
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だが、今の宵風から離れるわけには行かない
「宵風、大丈夫だから」
首を手で覆いながら下を向き泣いている
「その傷…。俺は聞かないから」
零は宵風の手の上を覆うように手を重ねた
ビクッと反応し、此方を微かに見てきた宵風
優しく微笑し、そっと抱き締めた
「大丈夫だから…」
落ち着くまで零はずっと傍にいて抱き締め続けた
「…もう、平気。有難う」
「無理しないでくれよ?ゆっくり寝な」
宵風が眠ってから零は病室を出た
(俺も寝たい…)
廊下を歩き、雪見を見つけた
「雪見ー寝たい…」
のそっと背中に這い上がる
「案内宜しく…おやすみ」
「おい、降りろ!!」
だが、それはもう遅かった
零は雪見の背中にしがみつき、寝ていたのだ
「少しは餓鬼っぽいとこあんじゃねーか」
零を支え、仮眠室に連れて行った
(軽すぎじゃねーか…)
口には出さず、ずっと思っていた雪見
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