第伍話
夢小説設定
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宵風も体を起こした
その直後扉がカランカランと言って開く
宵風が立ち上がり、零もそれを追うように立ち上がった
「宵風、大丈夫?」
「うん」
それに安堵の息を吐き出した
甲賀のアルヤ学院に着いた
零は無論男物の制服だ
宵風と壬晴の隣をぼっーと歩く
ふあっと欠伸を零しながら、しじまの後を追う
建物の中に入る
その瞬間壬晴を見る人間達
「…見てんじゃねェよ。散れ」
零の低い声と殺気が放たれる
壬晴の腕を掴み、体を覆うように隠した
「テメェ等、壬晴に手出したら殺すからな。この校舎も総て壊してやるよ。俺に命乞いするのは無駄だ」
指をパチンと鳴らし、その場から消えた
部屋の近くらしいとこまで来て壬晴の背中を撫でた
「俺から離れんな。飯にも手つけんな…」
「わかった」
雪見達が来たのを見て零は体を離した
部屋には入らず、外に立っている
宵風と雪見の言い合いを聞きつつも止めには入らなかった
宵風と壬晴は部屋の中に入って行ったようだ
音を聞き、扉に寄りかかる
「雪見、子供に肩入れしてんのも良いけど俺は壬晴と宵風に手出す奴が居たらその場で殺すからな。この件について命令すんなら雪見でもだ。俺に冗談はない」
「10代のお前は人を殺すのに戸惑わないなんて」
「殺すのに躊躇したら、逆に殺されるんだ。戸惑う筈が無い」
ハッと鼻で笑い雪見を見る
「この世界に同情なんかねェし、要らねェんだよ」
低く地を這うような声音だった
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