第肆話
夢小説設定
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だって、宵風が泣いているから
「宵風」
そう呼ぶとビクッと反応し顔を上げた
向かい合わせになり、正面から抱き締めた
「大丈夫だ。泣いたって怒りはしないから…だから沢山泣いて。傍に居るから」
そう言うと、ゆっくり視線を合わせてくる
泣いている状態で、宵風は優しく笑った
「///」
やはり赤くなる零
「もう平気。零が作ったケーキ食べる」
「ん、わかった」
離れる際に額に軽いキス
そして髪を撫で、立ち上がった
「何処行くの?」
「お風呂沸かしてくるだけ。着いてくる?」
「良い」
お風呂場へ行った零
適当な温度にし、手を拭き戻ろうと踵を返した瞬間
軽い目眩が襲う
「最近寝てないからか…」
咄嗟に力を使い、衝撃を緩めた
リビングに戻ると、ケーキは無く宵風が見当たらない
「ッ!」
周りを見渡すと、ソファーの上で丸くなって寝ているのが目に入る
「ビックリさせんなよなー」
布団を掛け、腰を下ろした
髪をゆっくり撫で、頬に触れた
「無理はするなよ」
それだけ言って静かに瞼を閉じた
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