第参話
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零は目を見開いた
「宵風気をつけて!そのひとは心を読むんだ!」
その言葉も虚しく、宵風の心は織田に捕まった
「あなたの心はすべて手に入れた!!引きなさい。邪魔をするならあなたも内から壊してあげる。この瞬間の気分は何度味わってもたまらないわ。あなたがひた隠しにしていることでさえ一瞬でさらけ出す…この禁術は時にヘタな物理攻撃より破壊力がある。五行術が使えなくなってでも体得する価値はあったわ。こうやって人の心に土足で踏み込むの汚いでしょう?うれしい?心の中の本当のあなたに気付いたからもう考え疲れた…こんな姿形にしてしまったのは誰だ?眼に映るものだけが生きてゆける世界ならいっそこの心ごと消えてしまいたい―――」
宵風は顔を押さえ気羅をうちはじめた
零はそれを恐れる事なく近づいた
気羅を交わす事なく目の前に立ち、両手で手を退かし焦点の合わない瞳を見た
「落ち着いて?気羅を使ったら死を早めてしまうんだよ。大丈夫だから」
瞳に正気が戻ると体をカタカタと揺らし始めた
下に座り込み、泣きそうな表情
雪見が近付いてきたが、触るなといって拒絶した
その言葉を無視して零は宵風を抱き締めた
「大丈夫だから。」
「クソガキがぁあ!!!」
野分が銃を構えたその瞬間、零は雪見の手から銃を奪い野分が持っている銃口に向かって撃った
野分の銃が吹っ飛んだのを見て、銃を雪見に返した
零は銃の腕前も凄い
「野分とか言ったな。あまり俺を怒らせるな…宵風をガキとか死神とか言いやがって…殺すぞ」
殺気を少し放っただけで後退りした
抱き締めている宵風に被害がないように…
頭を二回程叩いた
「織田さん。最後の忠告です。次俺の前で飯綱心眼使ったら嘘なしで殺す。この姿の俺としてではなく」
鬘を取り言った
「本当の俺として。この世から消してやるよ」
鋭い眼光と殺気で黙らした
零の腕の中にはまだ震えている宵風
背中を優しく叩き続けた
零は気羅を打たれ肩から血が出ている
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