第参話
夢小説設定
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次の言葉で
「でも心の奥の奥ではもうひとりのあなたが叫んでるほんとは愛してほしいと」
その言葉を言った瞬間壬晴は顔を赤くした
零はやんわり壬晴を抱き締めた
「壬晴が何を思ってるかなんて分かんない…でもな、それを暴くなんて人として最低の事なんだよ。人の心は人質でもテメェの玩具でもねェーんだ!覚えておけ」
織田の言葉のせいで壬晴の心を乱した
「大丈夫、大丈夫だよ壬晴…」
壬晴も零の背中に腕を回した
「平気?」
「うん。大丈夫」
「良かった」
額にキスを落とし、もう一度抱き締めた
「一人で背負い込み過ぎないでね」
ポンポンと叩き、体を離した
そして、織田を睨んだ
(こんなに人が死んで欲しいと思った事はないな)
零は其処に居たら織田を殺してしまう可能性がある為、さっさと帰路についた
暗殺まで2ヶ月という期間が空いた
その時期は夏真っ只中だろう
考えただけで汗が出る
それまでに準備を整えていく
科学研究発表会に出れるようにレポートを纏めたり
そうこうしているうちに当日
雲平先生だけは徒歩で東京まで歩いた
暑くて暑くて死にそうな暑さだ
壬晴はアイスを食べている
零もアイスを食べているが、あまり暑そうには見えない
汗を掻いていない為だろう
相澤は科学部の奴らに力説して黙らしている
黒塗りの車が止まった
丁度壬晴のアイスがなくなった時だった
アイスの棒にはアタリと書いてある
零は壬晴の口にアイスを入れた
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