第弐話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
虹一の部屋に行き、つきっきりで辺りを見ている
「宿題やってる場合じゃないよもう!」
「しんじゅって漢字どう書くんだっけ?」
「しんじゅは真に珠だよ‥一つ勉強になったな」
クシャっと髪を撫で、後ろを見た
「こんばんは」
「こんばんは…宵風」
宵風の後をついていく
昔列車が走っていた様な跡がある
「よう死神お客さんを連れてきたのか?オレ達には何もしてくれないのにな!いいなァお前等どんなふうに殺されるんだ?」
「壬晴に触れるな」
「…何?」
「何もかもに絶望しただそこに存在するだけのモノ達さ。苦しまず僕に殺してもらえるという噂を何処からか聞きつけて集まってくるんだ。誰が殺すものか。お前達の為に削る命の余裕など無い」
「宵風…気羅って…自分も死ぬ術だって雲平先生が言ってた。灰狼衆の為に死ぬのか?死んでも秘術が欲しいの?」
「僕は生きてない。だから死ぬのも怖くない」
「宵風は生きてるよ…死神なんかじゃない」
列車の中に入っていく
「たけのこ取り放題だね」
「うん、いいだろ」
「いいね」
「座って。蛇がいるかもしれないけど」
「…他の灰狼衆の人は?」
「これはそれとは関係ない…一対一で話をしたいだけだ。僕の願いを叶えて欲しい」
椅子に座り、その台詞に溜息をついた
宵風は帽子をとり、話始めた
「僕が最初から存在していなかったことにして欲しい」
「…死にたいの?」
「ちがう…僕がこの世に生まれてこなかったように過去を変えるんだ。わからなくていい、わかってくれなくていいことだら」
「宵風って存在がもともと居なかった事にしてくれって事だよ」
「…」
壬晴は零の顔を見て黙った
.