第弐話
夢小説設定
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それに気付いた零はその手を上から包み込んだ
「実際には何十人もが手にしたとされてるがその智を留めることができず、すぐに死んでる。その度に秘術は消え別の人間の中に現れているんだ」
十字が本を壬晴に差し出した
「歴代の術者についての詳細はこちらを参考にしてください」
「…ドウモ」
「殺せば秘術自体も消滅するものだと考えていたからです。しかし…」
相澤が口を開き、続きを口にした
「秘術は復活した」
「はい。二人目も同様の方法で殺したものの結果は変わりませんでした。そして時は平成。もはや五大勢力の交流は無く里の所在も定かではありません」
机の上に地図が広げられた
「いいですか壬晴くん。どちらにせよ従来の方法では秘術は再び誰かの内に現れてしまう。この隠の世の連鎖を断ち切るためにはまず、あなたを生かす術を見出さねばなりません。それについて私が出来ることは忍術研究だけ…秘術を安全に剥がし、完全に消滅させる。そんな新しい忍術を開発するのです!」
「新しい忍術…」
(夢見過ぎ…)
無関心になった壬晴は立ち去り、靴を履き出してしまった
それに零は笑いを堪えた
「帷くん萬天の里は今首領は?」
「…いません。暫定的に俺が取りまとめていますが」
「では私が指示しても構いませんね?」
「…ええ」
小太郎が出した結論は灰狼衆と同様で、敵よりも早く全ての忍の里を探し出すこととなった
そして、一週間前に雲平先生以外が風魔の里を後にした
里所蔵の書を毎日処分していく
至る所に隠してある様だ
今日灰狼衆の一味と思われる山背先生に接触したのだった
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