第弐話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
宵風は更に気羅を使った
「やめて…やめろ…やめろぉおおおっ!!! 」
今までに聞いた事のないくらいの声量だった…
その瞬間化け猫の様なモノが現れた
宵風の帽子が宙を舞い、地面に落ちた
宵風は遠くまでとばされたのだ
「まさか幻術が破られるとは思ってもみませんでしたよ。困ったものです。私の庭を随分汚してくれたものですね」
零は帽子を手にとった
「そろそろおいとま願いましょうか」
宵風は無言のまま零に手を差し出した
ゆっくり宵風に近付いていく
抱き締めた
皆、目を丸くするばかり…
当たり前だろう
あの気羅使いを抱き締めたのだら
「命無駄にしちゃダメだよ」
「離せっ!」
拒絶
帽子を被してやり、笑顔を見せた
「また会いましょう。宵風」
「さよなら」
それだけ言って姿を消した
小さく笑みを零し、踵を返した
雲平先生はベッドに寝かせられ点滴をうたれている
部屋の中に入っても良い様だ
裂傷と頭蓋骨にヒビ、そして脳震盪、脇腹の傷を受けた雲平先生
「治すか…壬晴もコイツに元気になって欲しいみたいだしね」
頭に触れ、意識を集中させる
光が消えると、零は脇腹にも同様な事をしてその部屋を後にした
客間に通され、修行する為雷鳴は虹一と出て行った
残されたのは零と壬晴の二人
倒れ込んだ壬晴は零の膝の上
髪をゆっくり撫で、話し掛けた
「目、大丈夫?」
「うん…平気」
「そう」
夜ご飯で呼ばれたので行く事に…
食べ終わると零は席を立った
外に行き、風に当たっていると
「欲しィ――にきまってるじゃないですかァァ――ッ!!!」
その声にビクリ肩を揺らし、部屋に向かった
扉を開けると
「私も気が変わってあなたを襲ってしまうかもしれませんから」
「壬晴にそんな事したら、お前の命は無い。その頭に入れておけ」
胸倉を掴み、瞳に殺気を宿しながらいった
手を離し、壬晴を連れてその部屋を後にした
外も暗くなっていき、布団を敷いた
壬晴は風をあたっている
.