第3刀
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
藍は一つ舌打ちをして、元来た階段に戻った
ドンっ!!!
「つっ~~!!!痛い…」
後頭部を右手でおさえている
目尻にはうっすら涙が浮かんでいる
雲雀は頭をあげ、藍を見た
「君、僕を助けたの?」
「一応知ってる人だし、目の前で怪我されるの嫌だからさ・・・そろそろどいて下さい」
後頭部をさすり、涙を拭いた
雲雀もその言葉に気づき、直ぐにどいた
藍は立ち上がると、脳震盪をおこしているのか意識が朦朧としている
グラッと視界が揺れ、立っていられる状況では無い…
「平気なの?」
「平気、平気」
そう言って一歩踏み出した瞬間意識が網に呑まれた
雲雀が支えて地面にぶつかる事は無かったが…
藍を抱えて部屋に移動した
その部屋の扉上のプレート・・・
そこには風紀委員室と書いてある
ソファーの上のそっと降ろし、学ランをかけた
フードをとるか否かえお悩んでいた
何時間ぐらい悩んでいたのか…
(僕らしくもない)
「・・・フードの下が気になるの?」
「うん…?」
顔をあげ、見ると体をおこした藍がいた
「タオル有難う」
「助けてもらったのは僕の方だよ。お礼を言うのも…」
「怪我とかしてないかな?ギリギリ間に合った感じだから心配で」
「僕は平気だよ」
その言葉に安堵の息を漏らした
「フードの下、気になるみたいだし別に見て良いよ。普通の顔だけど…」
フードに手をかけ外した
.