第2刀
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その言葉は・・・
ーーー・・・昔の私に似ているからなおかもね・・・---
少し辛そうな微笑みと声量の無い声音に骸は気付かなかった
否・・・気付ける状況では無かった
風で瞼を閉じてしまったのだから・・・
気付ける訳が無い
骸は風が止み、瞼を開けた
「何て言ったんですか?風で掻き消されてしまったのですが・・」
「何でもないよ」
“聞かないで”と瞳が言っているような感じがしてそれ以上聞くことができなかった
「そう・・ですか」
「うん。気にしないで」
「わかりました」
その返事にニコッと微笑み、又歩き始めた
犬と千種は服を選んだり、帽子を選んだりしている
骸が2人の傍に行こうとしたが行けない・・・
それは、藍が骸の手を引っ張り阻んだからだ
骸を抱き締め、呟いた
「聞かないでくれて有難う」
骸を解放し、儚い笑みを向けた
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