第2刀
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その服に手を通した三人を先に外へ出し、鍵をかけた
「行こっか」
クイッとフードを引っ張り歩き始めた
三人は藍の横を歩いている
四人共黒い服の為、周りに居る人達は皆振り返っていく
その瞳は好奇心で満ちている
その眼差しが藍は気に入らないのだ
徐々に押さえ切れていない殺気が溢れ出している
それを感じ取った人々は皆、その場から走り出すように消えていった
(好奇心で私を見るな…)
怒りが籠もった瞳で人を見ている
フードで微かに隠れている瞳は妖しく輝いているのが分かる
その只ならぬ殺気に三人は冷や汗を流していた
黙々と隣を歩くだけ…
「好きなモノ買ってこい」
「いいんですか?」
「今日しか世話してあげられないからさ。何でも買ってこいよ…これからの事もあるでしょ?」
「何から何まで本当に有難うございます」
顔を横に振り、否定の意を示した
「そんなことない…私が勝手にやってるだけ。それは、きっと――――…」
ぶわぁッと風が吹き、かき消された声…。
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