第11話
夢小説設定
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先生が漸く気付いたのか涼達の方を見た。
「怪我、見てくれ」
Yシャツを一気に二の腕までたくしあげた。
「後、後ろの奴の頬も消毒してやってくれ。極力優しく丁寧にな」
「分かりました。此方へどうぞ」
琥珀は看護婦の後を追っていった。
姿が見えなくなると医者が涼の傷をジッと見た。
「随分綺麗にやられたね」
「やられた訳じゃねェー」
医者は消毒液をかけ、ガーゼで拭き大きめのサイズのガーゼを当てた。
その上をテープで止め、包帯で綺麗に手早く巻いていった。
「サンキュー。いつも悪いな」
「構わないよ。怪我したら遠慮なく来なさい」
そう言いカルテに書き込みながら微笑んだ。
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