第10話
夢小説設定
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倉庫には鉄パイプが転がる音が響いた。
その音が止むと静寂に包まれた。
「涼…何考えてんだよ?コイツを殺して欲しいわけ?」
「矢沢…お前は避けるなとは言ったが攻撃はするなとは言っていない。日本語は案外難しいんだぜ?」
フッと笑いをこぼした。
Yシャツで頬を拭い、一歩ずつ矢沢と琥珀に近寄った。
矢沢はナイフを持ち直し涼に降りかかった。
刹那
「何で…だ?」
ナイフには血が伝った。
涼は左腕を押さえながら口を開いた。
「ごめんな…矢沢。昔やったことは許されることではないのは分かってる…今の俺ならお前の気持ちわかるんだ。仲間が友達が傷つけられたら悲しい。悔しいよな。だから…矢沢の気持ちが少しでも晴れるならと思って避けなかった」
Yシャツはゆっくり朱く血で染まっていく。
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