第9話
夢小説設定
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Yシャツの袖のところで涙を拭いた。
「言い方…が悪かったな。俺の過去にも色々あるんだよ。だから、危ない思いをする事になる。そんな危険な所に関係の無い奴が怪我したり危ない思いをするのは嫌だ。だから、巻き込まない為にも俺に近付くのは避けてくれ…この学校にも居るかもしれない。それで、琥珀が人質にされたら洒落にならない。極力俺との会話は避けた方が身のためってこと…皆が大切だから…わかってくれ」
琥珀は頷きもせず、ただ下を向いていた。
涼は頭をポンッと叩き、横を過ぎ去っていった。
体育館の角を曲がり、琥珀から離れた。
この忠告はとても遅い事だったと後々思い知らされる事になる…
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