第9話
夢小説設定
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琥珀はゆっくり壁の影から出た。
「琥珀ちゃんでしょ?」
目を閉じて、風を感じている。
「あ、はい。先輩。今目、閉じてますよね?」
「そうだねー」
「何で私って分かったんですか?」
「んー…人それぞれ纏ってる気配が違うからかな?」
「そんなの普通は分かりませんよッ」
涼は荒々しく髪を描き上げた。
「俺みたいな環境にいれば嫌でも分かるようになるんだよ…嫌でもな」
「それって…どういう意味で「あんまり俺に干渉しない方が良いよ。命狙われるから」」
琥珀の目には涙…
「何でそういう事…言うの?」
涼は立ち上がり、琥珀に近寄った。
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