バンッ














扉を開け放つと、皆涼の方を見た。














殴ろうとしている瞬間だったようだ。














｢テメェ、ノックも無しに何入って来てんだよ｣














｢殴り合いを止めにね。暴力は良くないだろ？｣














｢テメェに関係あるのかよ？｣















｢無いけど？ただ見過ごすようなダサい事はしたくないからさ。取り敢えず、殴るのは止めようよ｣














｢…良いから出てけよ！｣













｢んーそれは無理｣














ニッコリと微笑んで答えた。














｢テメェが居ないと思って続行する｣















そう言って腕を振り上げた。















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