第25話
夢小説設定
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ゆっくり息を吐き出し遠くを見つめた
「昔話してやる…中学に入ってから身長が伸び顔も多少変わった。成長期かなんかだな…日にちを重ねる度に女からの告白が増えた。誰とも付き合わなかったけどな…私物が消え、ストーカーに変貌した女に後をつけられ、大量のメールが届いたりもした。どっからアドレスが漏れるのかしらないが。下駄箱には大量の手紙…思い出しただけでも吐き気がする。バンドを組み、更に女が寄ってきた…当時の俺はプレゼントも受け取らなかった。変なものが入ってたらなんて考えただけでゾッとする」
嫌悪感の瞳は遠くを見続けている
「ライブ中に客席に目を向けるのは当たり前だ。そこで勘違いする女が続出…彼女だと名乗る女数名、数十名に囲まれた。全員ハッキリと言って、何もなく終わった。軌跡のバンドメンバーが俺宛のプレゼントを代わりに受け取って俺に渡してきた。勿論全部棄てた」
ハハッと乾いた笑いを溢す涼
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