第23話
夢小説設定
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心愛は黙って話を聞いている
「でもな、彼奴等といると音楽がやりたくなってしょうがねェ…だから、音楽解禁。ライブをするうちに、子会社に勧誘をされた。デビューしようと…でも、デビューするなら父さんの会社以外考えてなかった。その為には、父さんと話さなきゃならねェ。会社行ったら、父さんに謝られた」
「え?」
「俺のせいにして逃げていた。これから、この溝を埋めていいか…って。俺、今日初めて母さんに会いに行ったんだ…毎年この日は暴れ続けていた。現実を受け止める勇気がなくて…でも、今の俺には心愛がいるから会いに行った」
「涼はお母さんの分も全うして生きなきゃダメです。これからは毎年お母さんのとこに行きなさい。涼が会いに来てくれて喜ばない親はいません。俺が、俺が、って下を向いてちゃダメですよ?ちゃんと会いに行きなさい!返事は?」
「あぁ…そうだな」
その言葉に心愛は笑った
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