第23話
夢小説設定
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そんな涼の頭を優しく撫で、包み込むのは心愛だ
「涼、私も一緒に乗りきらせて下さい。涼の辛さをわけてください」
「っ、」
「辛さも分かち合いたいです」
「今日は…俺の母さんの命日なんだ」
顔を上げ、心愛を姫抱きにして一緒に横になる
「もともと体が弱い人だった。俺はその体に負担をかけるかのように荒れていた…母さんが心配しても、俺は夜な夜な出掛けた。ある日倒れたんだ…当時の俺はそれでも母さんのとこに行かなかった…んで、死んじまった。そこから、家族崩壊」
ハハッと笑う涼
「父さんはこの家を出ていった。毎月振り込まれ続ける多額のお金…んで、今の蓮華と出会った。俺が荒れていたのは軌跡のメンバーと上手くいかなかったからっていうのは話したよな?荒れていたせいで母さんが死んだ。だから、音楽をやめた」
顔を手で覆い、震える息を吐いた
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