第3話
夢小説設定
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ゆっくりと話始めた。
「中学の始めの頃、バンドを組んでいたんだ。でも、メンバーとは全く上手くいかなくなった。それで流れてきに解散になった。それから俺は荒れ始めた。そんな俺を支えようとしてくれたのが母親…でも、俺はそれすら腹立たしかった。母親は過労とストレスで倒れた。最後の最期まで俺の心配をして死んで逝った。それで自分を責めて、責めて…やり場のないイライラを夜毎日の様に暴れ解消した。元々喧嘩は強い方だった。それでついたあだ名が<瞬殺の黒い雨>…この意味は、一瞬で相手を殴り飛ばし、服の至る所に血が飛び散った。目が覚めた奴がたまたま人の上に立ち、血が固まった服を見てつけられた。血は乾くと黒くなるだろ?だからさ。俺は一人で族を潰した。だから尚更最強で最凶となり誰も俺に勝てる奴が居ないと分かった時喧嘩を売る奴はいなかった。それから、親父は俺を責め立てた。言っていることは全てあっていたからな…親父はこの家を出て行った。今何しているか分からない。だが、月に何回か金が送られてくる。俺も自分がやっていたことを反省し、一からやり直した。楽器を弾く事が恐怖になった。また誰かを失うんじゃないかと思ってな…逃げてるだけかもしれない……終わりだ」
隣を見ると、雷は涙を流していた。
「泣くなよ。お前が泣く必要無いだろ」
「だってお前があまりにも…」
「良いから泣くな!」
「楽器…何やってたんだ?」
「全体的に全部」
雷は音を立てて固まった。
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