そんな奏太の頭を数回叩いた









「理解してやってくれ。事情があるんだ、心にも」










それに頷くしかなかった










楽屋に入り、服を着替えた










「でもさ、涼。あんなことあんな場所で言って、これから先大丈夫なのか？」











「あぁ、俺の族潰しの時に仲良くなった奴等に見張りを頼んである。異変を感じたら電話するようにと、相手が男なら捻りつぶせ。女なら、それなりに罰を…ってな」









「うわ…怖いな御前」









「心は傷付けさせない。」











「そんなに好きか？」












「好き？違うな…心の底から欲する最愛の女だ」










そう言った直後、皆が赤くなった











何故なら涼の顔があまりにも優しく、見惚れてしまうほど綺麗な笑顔だったから











「よくそんな台詞言えるな…////」











「言葉にしなきゃ、気持は伝わらないからな。」










そう言って微笑む彼は、やはりかっこいい










そんな会話を聞いていた心愛は顔を真っ赤にしていた










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