暫くすると荒々しく音楽室の扉が開いた

















｢バンド名が決まったって本当か？｣















髪を掻きながら言う雷とは違い涼は静かに頷いた















｢他の奴等は？てか、お前誰？｣















｢同じクラスの海斗｣















｢どうも｣















｢ふーん｣















またメンバーが入ってきた














｢全員揃ったか…随分速いな｣















一呼吸置き、口を開いた














｢バンド名は…『蓮華』に決めた。これから俺等は『蓮華』としてやっていく。結構悩んだ結果、『lotus flower』で『蓮華』だ｣















｢先輩が決めたバンド名最高ッス｣















｢やっとバンドって感じだからな｣















皆笑顔に包まれている















それだけ嬉しいのだ
















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