第11夜
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(泣いたのか…俺って弱いな。仲間が傍に居ないだけで、こんなに不安になって…ユウに会ったら謝んないと。)
「皆。待ってて、必ず行くから…」
窓から空を眺めた。
シャワーを浴びた。
(ライド…皆は)
[白髪のイノセンスがティキ・ミックによって破壊された。白髪は今、アジア支部にいる…]
(生きてるのなら…良い)
[他の奴等は江戸に向かった。咲の名前は、教団から殉職として消えた]
(そうか…じゃ、動くか。)
[気を付けろよ]
(了解)
そして、宿を出て飛んだ。
ノアやアクマから見つからないように雲に隠れながら向かった。
(ここら辺か?)
下を見れば、黒の教団だった。
地下水路から移動して、コムイのもとに向かった。
扉を開け、コムイの前に立った。
「咲…ちゃん?そんなだって…」
「悪い。あれはノア…ティキ・ミックが用意した変わりの死体だ。ノアに捕まっていてこれなかった。そして、教団から俺の名前が消えるのを待っていた」
「何で…そんな」
「伯爵達がまず望んでいた事が俺の名前を教団から消すことだ。教団に俺が死んだと記録されるまで動けなかった。連絡が出来なかった訳ではない。一端俺を消す必要があったから連絡しなかった。心配かけてすまない。涙を流させてすまなかった…。」
コムイの目は赤く充血していた。
コムイをそっと抱き締めた。
「咲ちゃんが生きていて良かった…」
咲を抱き締めながら言った。
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