第8夜
夢小説設定
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椅子から立ち上がるとバサッと云う音がした。
下を見ると毛布が落ちていた。
「誰がかけてくれたんだ?」
毛布を拾い上げ、屋敷内を歩き始めた。
(人の気配が全くしない。逆にアクマがいる)
周りにはコンパートをしたアクマ達…
「まじかよ…仕方ねェか…伯爵も言っとけよな、本当に」
銃を具現化し、周りにいるアクマに連射した。
爆発と共にアクマは消えた。
(真面目に何なんだよ)
歩いていく場所には大量のアクマ…
「今何体倒してんのやら…ラビのマフラー借りっぱなしな俺って…ハァ。」
自分に悪態をつきながら、屋敷を歩いていく。
「誰かいないのかよ」
静まり返っている廊下…
「糞…(汗)今日って本当についてない。さらわれて、宿題やって、アクマに襲われて…俺の人生って何?帰りてー…皆に会いてェな…」
咲の瞳にはうっすらと涙が浮かんだ…
「あ、ユウの約束破るとこだった」
団服の袖で、乱暴に拭いた。
(脱走出来んじゃね?)
適当に歩いていくと、扉が目に飛び込んできた。
「でけェ…」
その扉に手を当てると、直ぐに開いた。
「おぉー」
感心しながらも、足は外へ向かって歩いていった。
目の前に広がっている光景に少し戸惑いながらも、ゆっくり歩みを進めていく。
「久しぶりの外の空気」
空気を吸い込み、瞼を開けた。
「…さてと、飛翔」
背中には純白の翼…
地を蹴り上げ、翼を羽ばたかせて空高く飛んだ。
屋敷から離れて行った。
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