第8夜
夢小説設定
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未だに固まって理解が出来ていない咲
(まじ…何なんだよ)
其処にラビが入ってきた。
扉が開いた瞬間、肩を少し震わせた咲
「ラビ…か」
「どうしたんさ?」
「何でも…ねぇー」
「そういうふうには見えないさ!」
咲を抱き締めた。
「俺に言えない事なんさね…」
「ごめん…心配してくれてサンキュー、もう大丈夫だから」
「ならいいんさv」
腕を解き、咲に向き直った。
「気分転換に外に行ってくるさ!少しは心の整理がつくはずさ」
「あぁ。有難うな」
窓に脚をかけ、飛び降りた。
「寒い…」
「そりゃそうさ。雪降ってるからさ。これ使うさ」
上から降ってきたのは、オレンジ色のマフラーだった。
それを受け取った。
「これ…ラビのだろ?」
「そうさ」
「ラビ寒くないのか?」
「男だから大丈夫さ」
手の上に乗っているマフラーを見て、顔を上にあげた。
「ラビ!ありがとうなっ!」
満面の笑みをラビにむけた。
「あ…あぁ///」
お礼を言ってから、マフラーを首に巻いた。
「ラビ…後でな」
ラビの居る場所から見えない所に来た。
ゆっくり、雪を靴で踏みしめながら…
通った道には靴の後…
「雪か…むこうでもあんまり降らないからな…」
空を仰いだ。
「スノー!おいで」
ぱたぱたと音を立て近寄ってくる。
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