第7夜
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アレンの元に走って行こうとしたら、屍が咲の足を掴んだ。
「まだ動けるとは感心感心。」
「咲…?」
「俺の癒やし!ラビ…離せ…じゃないと二度とかまってやんねぇー」
直ぐに手を離したラビ…
咲はアレンに近寄った。
アレンは片手で咲を抱き締めた。
「おかえりなさい」
「ただいま」
笑顔のアレンを久しぶりに見た咲は…
「何時もより可愛い!」
「そうそうアレンくん。ミス・ミランダから伝言を預かったよ」
手紙を受け取り、読み始めた。
ラビはまた体育座りをして壁の隅でのの字を書いている。
咲はアレンに抱き付いたまま…
日も暮れて来た頃。
「じゃ、俺眠いから寝るわ」
「咲…おやすみなさい」
「ん…有難う。アレンもゆっくり寝なよ」
頬に唇を寄せ、笑顔で出て行った。
コムイが居た部屋に行き、椅子に座り眠りについた。
夜明け前に目を覚ました咲…
(久しぶりにやるか)
部屋を出て、病院の前に立った。
木に的を貼り、弓を構えた。
一本放てば、次の矢を掴み的に当てる。
そこには弓の音と木に矢が当たる音だけが響いた。
全ての矢をうち終わると、汗を拭った。
「ふー。風が気持ちいー」
今度は扇を具現化し、舞い始めた。
その姿は蝶のよう…
翼が生えているようにも見えるだろう…
「良い汗かいたな…向こうでは毎日やってたけど…」
日が昇り、病院の中に入った。
「すいません。シャワールームって何処にありますか?」
「///右に曲がったら直ぐですよ」
「有難うございます」
シャワールームに入り、汗を流した。
(スッキリしたな~)
髪を乱暴に拭き、シャワールームを後にした。
蒸気した頬に、濡れた髪、白い肌…
まさに三拍子…
咲が通れば、全ての人が振り返っていく始末…
(視線が凄いな…俺変かな?)
鈍感な主人公でした。
先程まで睡眠をとっていた部屋に入り、服を取り替えた。
その上から団服を羽織り、部屋をあとにした。
「ふぁ~」
背骨を鳴らし、伸びをした。
目の前からはラビが歩いてきた。
「ラビお早う」
「咲…お早うさ///」
(いつもより色っぽいさ///)
「じゃ、俺行くから。また後でな」
「分かったさvV」
お互い笑顔で別れた。
アレンの部屋に行こうと道を戻った。
(にしても、この視線どうにかならないものか…)
アレンが寝ている部屋からはブックマンとの話し声が聞こえてきた。
「入るぜ?」
中に入るとラビがいた。
「アーレンウォーカー時の破壊者と預言を受けた子供だね。我らはブックマンと呼ばれる相の者。理由あってエクソシストとなっている。あちらの小僧の名はラビ。私の方に名は無い。ブックマンと呼んでくれ」
握手を交わした2人…
「アレン…目大丈夫?」
そっと左目に触れた。
「痛く…ないか?」
「大丈夫ですよ」
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