第7夜
夢小説設定
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顔を赤くした咲を見て更に上機嫌のラビ…
「糞…油断した」
右頬を手で押さえながら歩き、自分に悪態をついた。
「ラビなんか嫌いだ」
もの凄く小さい声で言ったのに、ラビは振り向き咲に向かって歩いてきた。
「俺の事嫌いなんさ?」
「地獄耳…」
「咲が酷いさ~」
「酷いのはそっちだろ?謝るまで口聞いてやんねーからな」
「俺が悪かったさ…だから、そんな事言わないで欲しいさ…」
頭をシュンと下げたラビ…
「絶対許してやんねー」
「ガーン…どうせ俺なんて」
地面に体育座りで座り込みのの字を書き出す始末…
流石にそれを見て咲も良心が痛んだようだ…
「ごめん…嘘」
そう言うと、ラビの手が止まった。
勢い良く顔を上げた。
「良かったさ」
「現金な奴…」
抱き付いて来たラビを撫でた。
「離すよな?」
「わかってるさ…でも、又当分会えないんさ…」
「俺も会えないのは寂しいよ…」
「本当さ?」
「あぁ…本当だ。あんまり無理すんなよ…怪我すんなよ…会いたくなったら、何時でも呼べ…暇だったら行ってやる」
「分かったさ!!」
「うさぎの餌持って行ってやるよ!」
「食べないさ!!」
「んで、抱き締めてやるよ」
「楽しみにしてるさ」
腕を離し、満面の笑みを浮かべた。
「スノー!」
何処からともなく現れた。
「繋いでくれ」
‘もしもしー咲ちゃん。終わったんだね’
「あぁ。そんなに手強い相手じゃなかったからな。今から帰る」
‘その事なんだけどね、当分ブックマンと行動してくれないかな?今回はレベル3が居てボロボロでしょ?レベル2でさえ何とか倒すんだから、無敵の咲ちゃんが居れば守って上げられるでしょ?’
「アレンに会えない…俺の癒やしが…笑顔が…コムイ、一応室長からのお願いだから任務続行するが、次会ったとき覚えてろよ…。アレンに伝えとけ。今度会ったら、抱き締めてくれって…そして笑顔でお帰りって言ってほしいって…頼むぞ。伝えなかったら命はないからな(怒)」
‘わ…わかったよ’
「じゃーな」
スノーに電話を切らせ、振り返った。
「アレンて誰さ?」
「俺のお気に入り…笑顔が超可愛いんだよ。そんで、頼りになるし優しいし…。今の所二位かな」
「一位って誰なんさ?」
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