第5夜
夢小説設定
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建物を出れば、村人が立っていた。
そして、先程の家族に御礼を言われた。
「本当にありがとうございました」
涙を流しながら…
「これが仕事なんで…」
咲の左手からは止めどなく血が流れていた。
「その手はどうされたのですか?」
長老が手を震わせながら聞いてきた。
「問題はない…次の任務がある…俺は行く」
村人達が頭を下げ、御礼を言ったのを聞き最後に振り向き笑顔を向けた。
そして、団服を翻し去った。
駅に行き、汽車を待った。
汽車が来るまで約二時間…
「スノー…教団に繋いでくれるか?」
体を縦に振った。
{咲…ちゃんかい?}
「あぁ。ドイツの任務は終わった。イノセンスはなかった」
{そうか…アクマは…}
「いた…レベル3が…神と偽り人を殺していた…」
{…怪我はないかい?}
「ない」
{スノーの記録見ればわかる事なんだからね…本当はあるんでしょ}
「任務に支障は出さない程度の怪我だ…問題はない…」
{…分かった信じるよ…無理はしないでね}
「あぁ…分かってる。ラビとユウは」
{2人共任務だよ}
「そうか…分かった。任務早く終われそうだ」
{皆待ってるからね}
「あぁ、じゃ切るぞ。リーバー班長に迷惑かけないように仕事しろよ」
{えぇー!!}
「スノー切って良い」
もう、スノーからは何も聞こえなくなった。
「…血、止めないと流石にやばいな」
トランクから包帯を取り出し巻きつけた。
(止まってくれよ)
包帯には血が滲んでいたが気にせず、団服を羽織った。
汽車が止まり、スノーと一緒に乗り込んだ。
(はぁー…イギリスって教団の近くなんだから違う奴に行かせればいいのによ…)
舌打ちをした咲
「着くのは夜だな…宿とらないと」
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