第17夜
夢小説設定
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腕から逃げようとするが、男の力に叶う筈がない
「…ユウ。離してッ」
咲を腕の中から解放した。
「悪い…でも、可愛いは撤回しない。事実だからな。名字で呼んだり大嫌いとか言ったら(妖笑)」
咲の体には寒気が…!
「と、兎に角!行かなきゃ行けないところがある。ついて来いよ」
そう言って今度こそ広間を出た。
道を歩いて歩いて…
「着いた」
目の前には一という字が書かれた扉
扉に触れようとしたのを止め、神田に言った。
「今から行く場所はこの世界の偉い人が居る。だから、下手な真似とかしないでくれ…じゃ、行くぞ?」
扉を押して中に入った。
目の前には座っている人がいる
咲は一度頭を下げ、片膝を着き胸元に手を当てた。
「装飾を外さないのは相手が年寄りだからか?」
咲は神田の周りに静かに結界を張った。
そして装飾を二個程外した。
「お久しぶりです。山本元柳斎重國様…この度は誠に申し訳ありませんでした。何時も突然来て何時も突然さっていくという常識から反した事をしたと思います。今回も最後はそうなってしまいます。ですが、このお詫び必ずさせて頂く所存に御座います。私が仲間をこの世界に連れてきたことどうかお許し下さい。そして、少しの時間仲間を預かって欲しいのです。向こうの世界では今も尚戦いを続けています。戻って仲間を助けなければいけません。私の力がプラスになるかどうかは分かりませんが…ですが、これだけは言えます。仲間が大切です。何にも変えられない程…心から大切なのです。皆を見て一緒にいると自然と笑顔になり、心が温かくなります。そんな大切な仲間を失いたくない…皆の笑顔を守りたいんです。私の命に変えても…この思い山本元柳斎重國様に届く事心から願っています。」
目を伏せ、頭を下げた。
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