第17夜
夢小説設定
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神田は力強く咲を抱き締めた。
「居なくなったりしないよね…?死んだり…ックしないよね?」
「あぁ、しない。だから泣くな。俺お前に泣かれると、困る」
「ごめん」
神田の胸元から顔を上げて、離れようとした。
だが、それを神田が阻止して元の体制に戻した。
「ふぇ?ユウ?」
「泣かれると困るとは言ったが、離れて良いとは言ってない。」
「で、でも」
「何だよ。嫌なのかよ」
「嫌じゃ、無い…よ///」
「なら何も言うなよ」
そう言いながら、咲の髪を撫でた。
神田の腕の中で少し暴れている。
「せめて、手首の傷治させて!」
そっと神田の手首にふれた。
その瞬間顔を歪めた。
「手、治すから。手出して」
施されるままに手を差し出した。
咲はその手を両手で包み込み、呪文らしきモノを唱えた。
そして、神田の手首に唇をよせた。
「…多分治ったと思う」
そう呟き、上を向くと神田がジッと見てくる…
「そんなに見んなッ///」
神田が居る方向とは逆の方向に向き直った。
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