第17夜
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神は深く息を吐き出した。
[全く困った者だ。咲に免じてその代償私が取り消そう。]
神から光が発せられると咲の苦しみは消えた。
「有難う」
神に向かって微笑んだ。
[こ、今回だけだ!]
そして消えた。
ほんの少し頬を赤くしていたが…
「命の代償って苦しくて…怖くて、誰にもわかってもらえなくて、自分で抱えるしか無い。とても哀しいモノだったことが良く分かった…それをずっとユウは背負ってきていた。しっかり道を歩いて…自分1人の足で…」
神田は肩が震えている咲を見た。
そして、後ろから抱き締めた。
咲は、涙を流していた。
後ろから抱き締められたので、泣いている姿が丸見え…
「ユウ…ユゥ…ュゥ」
何度も何度も神田の名前を呼んだ。
クルッと方向を変え、正面から抱き締め合う形となった。
「ユウ~…ッ」
胸元に顔を押し付け、神田が居ることを確認するように何度も名前を呼んだ。
「…何だよ」
「…ック、ユウ」
「何だよ」
優しい声で咲の問いに答えていく。
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