第16夜
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
微かに息がかかってくすぐったい…
「どうし「不安なんだ。咲がどっかに行きそうで、捕られそうで」」
髪が下りてある為尚更くすぐったいのだ。
「…大丈夫、大丈夫」
暗示をかけるように呟いた。
「ユウ、体の火傷平気?どっか痛い?」
「少し痛むぐらいだ」
「やはりちゃんと治っていなかったのか…救護班でも治らない?そんなはずはない」
「咲!着いてこい。置いてくぞ」
「いや、此処でやる…誰もこの部屋に入れないようにする…冬獅郎も悪いが出て行って欲しい。後で顔出す」
冬獅郎は悲しい顔をしたが直ぐに出て行った。
咲は直ぐに神田に向き直った。
深呼吸を何回か繰り返した咲…
「今からやることはまぁ、非現実的な感じ?」
「聞くなよ」
「始めるぞ…神の愛娘の願いを聞き届けよ。私を愛娘と認めた神よ。願いを叶えるために…今こそ君臨の時!」
ドンッ
[願いとは?]
「神田ユウが先刻戦いで受けた命の代償は私が受けさせて戴きたいのです」
[咲が受けたら、死が近付いてしまう!出来ぬ]
「ハァー…もう良い。頼ろうとした私が馬鹿でしたッ!強行突破しますよ」
[まさか…]
「フッ…私を愛した神は力が及ばなかった。元の世界へと導くが良い」
[や、やめるんだ…その者とキ…]
神は帰されてしまった。
.