第15夜
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そしてそっと息を吐いた。
目の前では神田のイノセンスで攻撃を受けている仲間達…
そして思いっきり空気を吸い込んだ。
「うるせェー!静かにしろッ」
「ユウの優しさに気付いてやれ。こいつはかなり空回りして自分一人で抱え込む奴なんだから。だから、そんなにユウを攻めるな…優しさをたまには表に出さないとダメだって言っただろ?」
「そんなの知らねー」
「皆ちょっと先行っててくれ。きっと後から行く」
その不確かな言動に皆が抗議しようとしたが、咲の瞳を見た瞬間扉をくぐっていった。
「スキン、もう少し待っててくれ。な?」
「あ、あぁ///」
「ユウ…油断はしない方が良い…スキンは強い。で、皆に先に行って貰ったのには理由があるわけ…ちょっとしゃがも!身長でかいんだよッ」
神田は訳も分からず、咲の言った通りにした。
咲は神田の前髪をどけた。
額に額をくっつけ唱えた。
「彼が間に合わなかった時は、あの世界へ導いてくれ。」
そして、額に唇をくっつけた。
そして、唇を離した。
前髪をきちんと直して頭を撫でた。
「おい、やめろ///あの世界って何だよ」
咲はその瞬間真面目な顔をした。
「もし、目を開けて見たことのない世界だったら、咲って言えば良いから。でも、意識がない可能性もあるのか…よし!そのネックレスに霊圧入れとくか…あ、でも消えるかも。あー仕方ない。俺の血飲め!」
「はっ?」
「つべこべ言わずに飲め」
「嫌だ!」
「嫌だってお前な~?飲まなくて良い。その代わり、腕少し切らせろ。後で治すから」
神田の腕を切った。
咲も神田の六幻で手のひらを切った。
「深くやりすぎた…まぁ、良い。」
神田の腕の傷に血が落ちるように手のひらを近づけた。
ポタッ ポタッ
咲は血が神田の中に入ったのを確認すると、直ぐに傷を消した。
.