第15夜
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
力を抑えたがこれだけの威力があることに驚きを隠せない。
「鳳凰、サンキュー」
鳳凰との距離はかなりあるのに話すことが出来る。
それは、鳳凰が咲に服従…嫌、鳳凰が咲を主として決めた証だからだろう。
咲はゆっくり地面から手を離した。
僅かな汗が地面に滴る。
地面には斑点が出来ていた。
結界も消え、鳳凰が降り立った。
《主、あまり無理をなさらないで下さい》
「これくらい平気だ。少しだけ疲れた」
そう、この結界には今の咲には無理があるのだ。
中途半端な力だけを宿した体には負担しかかからない。
不安定な体…
無理をすればするだけ体には疲労が溜まっていく。
「本当に…やべーな」
《主、ライド様に会ってきた方が宜しいかと思います》
「まだ、良い。」
深く息を吐いた。
《主…せめて、力を抑えるのをやめて下さい》
「わかってたのか。でも、抑えるのをやめたら仲間に迷惑がかかる」
後ろにいる仲間を横目で見た。
《主!足元が》
方舟の中が壊れていく。
咲は壊れた足元と一緒に下に落ちていく
「チッ!」
一つ舌打ちをして、崩れていく岩を足場にして上に上がっていく。
.