第14夜
夢小説設定
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体を起こした…
「何て顔…してんだよ」
アレンの頬に触れ、涙を拭いた。
「泣くなよ!」
アレンの事を抱き締め頭を撫でた。
「あ!アレン…言ってなかったな。おかえり」
「ただ…いま!咲」
アレンを解放し、目を覚ましているリナリーに歩み寄った。
「リナリー…伯爵から守れなくてごめん。俺に力がないから…次は必ず守る。」
「私は平気よ。心配はいらないわ。咲は私を守ろうとして傷を負ったんでしょ。アレンくん達から聞いたわ」
「お喋りが…口きけなくしてやる」
その瞬間空気が変わった事に咲は気付いた。
ピシッ
地面にペンタクルが浮かび上がり、咲そしてリナリーはその中に堕ちていった。
そのまま異空間のような空間に行ったと思った。
だが、その後直ぐに違う空間に放り出された。
真下には地面…
横にはリナリー
徐々に迫ってくる地面…
「鳳凰!助けろー」
そう叫んだ瞬間目の前には火の鳥…
地面すれすれで咲を背に乗せた。
「鳳凰、サンキュー」
《主…我は主以外に触れる事を許した覚えはない。そのような者を背に乗せなければならない!我は主以外に心を許していない。他の者が触れるなど以ての外!》
そう吐き捨てた鳳凰
「鳳凰、俺の仲間を侮辱していると受け止めて良いんだな?」
背に乗りながら殺気を放った。
その瞬間鳳凰の体が震えた。
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