第14夜
夢小説設定
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咲は力無く笑った。
「ユウ…久しぶりだな」
2人は抱き締めあった。
「あんまり心配かけんなよ。」
「馬鹿!俺は仲間、皆のために存在しているんだ。他の誰でもない…だから、それを守るためなら死んでも良いと思ってる」
それを言った瞬間頭上に鈍い痛みを感じた。
「痛い…」
目尻に涙を浮かべ、神田を睨んだ。
「こんのアホ!テメェの命なんだ。少しは大切にしろよ!」
「わりぃ。」
そんな雰囲気に割って入ってきたのは…
「神田は女性の扱いが分かっていませんよね。」
咲を後ろから抱き締めた。
「アレン…イノセンス復活して良かったな」
「はい!」
「心配したんだぜ?」
後ろから抱き締められている為上目遣いでアレンに話しかけている。
アレンはその上目遣いに顔を赤くしながら、申し訳なさそうに謝った。
「すいません…」
「まーもう良いんだけどな。終わりよければすべて良しって言うじゃねェか」
《どこが良いんですか!》
「…鳳凰、空気読め。今やっとまとまったのに…」
《何が終わりよければすべて良しなんですか!咲、あなたは怪我を負ったんですよ?》
「鳳凰…心配してくれるのは嬉しいが、これぐらいの怪我平気だ!俺に仕えるんだったら怪我の一つや二つでいちいち動揺するな。それぐらいの覚悟をしとけ!」
《つっ…主、数々の無礼をお許し下さい。今日の所は下がります。ですが、主。命にかかわる怪我を負っているのに動揺しない方が無理です。我等はいつも主と共にいます。それだけは覚えていて下さい。》
鳳凰は姿を消した。
「主じゃなく咲だって言ってんのに…」
そして、後ろを振り返ると三人が固まっていた。
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