第14夜
夢小説設定
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立ち上がると、結晶のような物が目に入った。
中から声がする…
「リナリーの声?」
近寄ろうとしたが、伯爵の攻撃により吹っ飛ばされた。
「リナ…リー」
(また守れないのか?俺はいつだって重要な時に…何もできない…力が欲しい…皆を守る力が…仲間を守る力が…)
[その願い確かに聞きとどけた…]
《目を閉じ、自分が何をしたいか考えろ。それがお前の力の源だ…さぁ。オレの名をよべ》
《お前なら知っている。我の名を》
《早く呼べ》
「俺に力をくれー鳳凰!龍王!天帝!」
そう叫ぶと咲を囲むように三体の神があらわれた。
頭を伏せていた。
咲はそっと三体の頭に触れた。
「来てくれてサンキュー。俺と一緒に戦ってくれるか?」
《当たり前だ!》
鳳凰が声をあげて叫んだ。
《我らはお前のためだけに存在する》
「咲だ。お前じゃない…よろしくな龍王」
《咄嗟のことでお前と言った無礼…裁きは覚悟している》
「天帝は考えすぎ、それじゃ。リナリーを助けに行くぜ」
三体は頭を縦に振った。
咲は天帝の背中に乗り、剣を構えた。
「打倒伯爵」
残りの二体は咲の体の中に戻った。
真っ直ぐ伯爵に向かって進んでいく天帝
咲は天帝の背中からスルリと降り、伯爵に攻撃を繰り出した。
だが、黒い球を投げつけられた。
「そんな球当たったらひとたまりもないな」
剣を握り締めた。
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