第12夜
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「約束だから…それは守らないといけない」
凛とした瞳に戻った咲
先程までは、瞳が揺れ今にも泣き出しそうだったのに…
「無理しちゃダメさ」
「うん。有難う」
その笑顔は美しかっただろう…
その眼差しはどこか強く儚いけれど…
確実に前を向いて歩いていける…
そして、透き通るような肌に引き出つような漆黒の髪が揺れていた。
数年前までは肩までだったが、今では背中にまで達していた。
例えサラシを巻いていても、魅力は十分だ…
だって、ラビの顔が真っ赤なのだから…
久しぶりに見る笑顔だから、その笑顔に見とれてしまう…
無理はない…
その瞬間はどの時間よりも長く感じた。
「ラビ?どうした」
「な、何でもないさ///」
頭を横に振り、顔の熱をとった。
「なら良いんだが」
(また可愛くなってるさ。でも恋には鈍感さね…)
右手で頭を乱暴に掻きため息をついた。
「時間がかかりそうさ」
「ん?何か言ったか」
「何でもないさ!」
ニパッと笑って誤魔化したラビ…
その笑顔に少し顔を赤くした咲
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